🔰 使い方
read
コマンドを使って指定チャンネルのデータを読み込み表示します。ポートは自動認識します。
x100cmd read 10
write
コマンドを使って指定チャンネルへデータを書き込みます。
データは再起動するまで反映されません。-r
オプションを付けると書き込み後に再起動を行います。
x100cmd write 10 -f 433.00 -m FM -n "430メイン" -r
その他、コマンド制御などが可能です。
x100cmd exec restart
🚀 コマンド
コマンド一覧:
- [
check
] - シリアルポートと接続確認
- [
read
] - チャンネルデータ読み込み
- [
write
] - チャンネルデータ書き込み
- [
clear
] - チャンネルデータクリア
- [
exec
] - 制御コマンド実行
グローバルフラグ |
デフォルト |
説明 |
-p , --port |
auto |
シリアルポート名
auto の場合は自動検索します |
--debug |
false |
デバッグ表示 |
x100cmd check
接続状態を確認します。
x100cmd check
** scan ports **
/dev/cu.wlan-debug
/dev/cu.Bluetooth-Incoming-Port
/dev/cu.usbmodem00000000000001 [3614:D001] DJ-X100!
** check connection **
PortName: auto
DJ-X100 PortName: /dev/cu.usbmodem00000000000001
** send command **
OK
** current freq **
433.000000
x100cmd read <channel>
チャンネルデータを読み込みます。
x100cmd read 10
{"freq": 433.000000, "mode": "FM", "name": "430メイン"}
x100cmd write <channel>
チャンネルデータを書き込みます。指定したチャンネルのデータは再起動するまで反映されません。指定したデータ以外(コード等)は指定チャンネルの情報が保持されます。-o
オプションを使うと初期データで上書きします。-r
オプションを付けると書き込み後に再起動を行います。
x100cmd write 10 -f 433.0 -m FM -n "430メイン"
フラグ |
初期値 |
説明 |
-f , --freq |
NULL |
周波数 (e.g. 433.0) |
-m , --mode |
FM |
FM, NFM, AM, NAM, T98 , T102_B54, DMR, T61_typ1, T61_typ2, T61_typ3, T61_typ4, dPMR,DSTAR, C4FM, AIS, ACERS, POCSAG, 12KIF_W, 12KIF_N ※対応してないモードは表示されない? |
-n , --name |
NULL |
名称 (UTF-8) 最大: 30byte, NONE で空白 |
-y , --yes |
false |
書き込み確認をしない |
-r , --restart |
false |
実行後再起動 |
x100cmd clear <channel>
チャンネルデータを消去します。
x100cmd clear 10
OK
フラグ |
初期値 |
説明 |
-y , --yes |
false |
消去確認をしない |
-r , --restart |
false |
実行後再起動 |
x100cmd exec <command>
コントロールコマンドを送信します。
x100cmd exec sql 0 # SQL OFF
x100cmd exec restart # 再起動
コマンド |
説明 |
freq <freq> |
現在の周波数取得/設定 |
gps |
本体の GPS 情報の取得 |
restart |
再起動 |
sql <level> |
SQL 設定 |
vol <level> |
ボリューム設定 |
制限事項など
- 非公式ツールとなり、動作保証はありません。
- コマンド引数やレスポンスは予告なく変更する場合があります。
- 本体のデータを書き換えるため、データが破損する可能性があります。自己責任でご利用ください。
- 開発は MacOS で行っています。それ以外のプラットフォームの積極的な動作確認は行なっていません。
- コマンドライン文字列は UTF-8 です。
- [Windows] DJ-X100 を接続しても認識しない場合があります。その場合は
x100cmd check
コマンドでシリアルポート状況を確認するか、メーカ提供の DJ-X100 ソフトウエア
でまず接続を確認してください。認識できない場合は動作しません。
- 対応していない周波数やモードを書き込んだ場合の動作は不明です
📝 ライセンス
MIT License
謝辞
https://github.com/musen23872/djx100-commandline-tools
- メモリーデータ構造の一部は
djx100-unofficial-memory-data.hexpat
を参考にさせていただきました。